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RBf institute.

RBf instituteのブログです。公式サイトはこちら http://rbf-institute.org

長楽寺訪問記

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前回のエントリーと併せて、長楽寺の方にも行って参りました。特に花とか関係ないので分けてエントリー。

長楽寺とは?

時雨をいとうから傘のぬれて紅葉の長楽寺 

 とはよく言ったもので、紅葉が恐ろしいほど美しいお寺です。しかし今の季節は紅葉とはほど遠い季節。だからといってこの季節にいかないのはもったいない。だからこそ趣深いところもあるのです。

成り立ちとしては平家物語にゆかりがあったり面白いところがあるのですが割愛します。こちらをご参照ください。

長楽寺 (京都市) - Wikipedia

いざ長楽寺へ

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かなり奥まった場所にあるこの長楽寺は円山公園から出てすぐ、祇園から10分も歩けば到着します。

円山公園には花見目的かすごい量の観光客が・・・もちろん八坂神社にも。

これは人が多いだろうと覚悟しながら、拝観料650円(宝物庫の展覧会をやっているので通常より高い)を払ってお参りします。

人気のない幽玄な雰囲気

全く人がいませんでした。円山公園の喧騒から逃れ、静寂で自分の足音が高く響く空間を進んでいきます。

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この木漏れ日さす瞬間に、この階段に巡り会えて、さらにこの階段を上ることができたこと(大抵こういうのは進入禁止になってたりする)、この喜びをどう表現してみせようか。

さてこの階段の脇、写真の左の方にあるのが長楽寺庭園です。

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久々の畳に気分が高揚します。そして以前の写真もこの写真も、人一人映り込んでいないことからわかるように、貸し切り状態です。そして右奥の光っている庭園にお邪魔します。

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これが今回の目的地「長楽寺庭園」です。秋になれば葉が赤く染まり、彩りたる庭園となります。繰り返しになりますが、まさに幽玄です。いろどりが失われているところにとても惹かれます。

そして何より人が全くいない貸し切り状態で、畳に座ってしかも座布団もあって、抹茶も飲める。これ以上ないコンディションです。

2分33秒ごと(独自調査による)にししおどしがカツンッと響き渡る様は写真だけでは伝わらないでしょう。それが静的なこの庭園に時間という概念を吹き込みます。

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平安の滝

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こちらの滝は平清盛の娘が修行に使ったとかなんとか。石垣の中には弁大天像など8人の仏様がいらっしゃるらしい。非常にありがたい滝。

八功徳水という名水とのことで、

  • 甘く
  • 冷たく
  • やわらかく(軟水)
  • 軽く
  • 清らかで
  • ~~(かすれて判読不可)
  • 不損喉(喉を痛めず)
  • 飲己不復腹(おなかを痛めることもない?

とのこと。これは飲むしかない。飲んだ感じは冷たく、飲んだ後ほんのりとした甘みがあります。軽いか清らかかどうかはさておき軟水であることはわかります。その他に関しては、一日たった現在特に異常がないのでその通りですね。

京都が一望できる高台

京都が一望できるらしいとのことで、そちらにも行ってみます。受付のお坊さんが「山道だからオプション的な感じで」というのを聞きましたが、さすがにそんなに体力が衰えているわけではない。

と思っている時期が私にもありました。第一、図書館の階段ですら億劫になっているのに体力が衰えていない訳がありませんでした。上っていくとこんな石橋が、

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ここまできたらもうすぐそこです。

そして到着

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なるほどなかなか見晴らしがいい。いいのですが、やはり庭園と比べると感動は薄れますね…ここら辺は好みの問題です。どっちが好きかは人によるでしょう。

 

まあそんなこんなで一度はおいでよ長楽寺、紅葉のときは大混雑が予想されますので、のんびりしたい方、幽玄な雰囲気を味わいたい方是非長楽寺へ。

長楽寺は宿坊(お寺の宿泊)も承っているようです。そちらも併せてご確認くださいませ!

八坂神社・平安神宮訪問記(花の様子)

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春休みも最終日。そうだ京都へ行こう。

八坂神社

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言わずと知れた祇園の格式高い神社。もちろんこちらにも参拝しましたが、メインはこの先にある円山公園の桜の様子を収めてくること。

 

円山公園の桜はまだ開花が始まったばかりで、来週あたりが満開の見頃になると思います。だからといって全く咲いていないわけではなく、

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このように見頃を迎えている桜もちらほらありました。やはり素敵な花ランキング一位の桜です。貫禄が違います。

ほかにも椿が咲き始めていたり、

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アセビの花は見頃を迎えています。

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春の季節の到来を感じますね。

平安神宮神苑

場所は変わりまして平安神宮神苑。私の現状京都で一番好きな庭園です。名物(?)紅枝垂桜はまだ開花すらしていませんでした

しかしちらほら春の訪れを感じさせる出来事があります。まずはこちら。

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R, Pythonでデータ分析を学ぶのであれば必ず一度はお世話になったことがあるはずの花が順調に成長しています。そうです、「Iris」です。正確には違いますが、アヤメ科アヤメ属カキツバタですね。(Irisはアヤメ科アヤメ属アヤメの3種類のデータセット。使ったことない人は使おう。おそらく一番有名なデータセットではなかろうか)

カキツバタの見頃は5月中旬、桜ばかりが注目されますが、正直カキツバタが咲いている時期が一番平安神宮が輝いて見えます

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(昨年の様子)

これは標準的なカキツバタですが、光格天皇御遺愛のカキツバタ「折鶴」も順調に成長していました。こちらは真っ白なカキツバタでその名の通り折り鶴のような花を咲かせます。平安神宮の目玉です。

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平安神宮では全く何も咲いていないわけではなく、寒緋桜や梅(もうそろそろ完全に散る)が咲いていました。

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水面に映る梅の姿に心奪われますね・・・写真をうまく撮れませんでしたが、くっきりと写る梅の姿がわびしいこの初春の庭園に春の風を舞い込んでいるようです。

ちなみに手前にある緑色のところはすべてカキツバタです。ここもきれいな紫色を魅せてくれることでしょう。

 

桜の中では泰平閣をわたったところにある平安神宮会館の手前にある桜が見頃。しかし結婚式などで使う会館には入れないので、松がとても邪魔…

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しかしまあ総じて桜は来週が良さそうです。平安神宮は5月からつつじやカキツバタなど平安神宮の目玉が続々と見頃を迎えます。

来週は円山公園・嵐山 etc. 5月は平安神宮。是非ご来訪を!

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【書評】生命・人間・経済学ー科学者の疑義ー

概要

 本記事には「新古典派経済学」「市場経済至上主義」に対する批判が含まれています。苦手な方はブラウザバックしてください。

 2017年3月15日に第一版が発売されたが、内容は40年前の1977年存命中はたびたびノーベル経済学賞が有力視されていた(本文中)宇沢弘文氏と、分子生物学の権威であった渡辺格氏の対談をまとめたものである。すでに両氏とも故人となってしまっている。

 ただ大学生協にふらーっといってふらーっと買ってしまった書籍ではあるが、読んだ後の「今まで経済学学んできて何がしたかったんだろう」と考えさせられてたり、「今後どうすればいいんだよ、どうしようもないほど問題が大きすぎる」と思うが、なによりこの対談から40年たった今、さほど変わっていない現状を前に強い無気力感に苛まれた。

 特に興味深いトピックを拾い上げて紹介したい。ただし今回取り上げるのはほんの一部であることを忘れず、是非手にとって全文を読んで欲しい。

 

生命・人間・経済学 科学者の疑義

生命・人間・経済学 科学者の疑義

 

 

現状「学問の自由」は阻害されているか

 ない。

 この本を読むまでは学問の自由は「倫理的側面から制限されている」と常々感じていました。人種差別的な研究や遺伝子組み換え技術、出生前診断にいたるまで自由な研究状態にはないと考えていた節もあります。

 ただ大きな間違いだったのは「学問の自由」は、"学問"の自由であって"科学技術研究"の自由ではないという点。

 学問とは価値そのものを定義するもので、学問の自由とはつまり「現状の価値観に疑義を申し立てる自由」であって、「科学技術をよい研究だろうが悪い研究だろうが野放図に行う自由」ではない。

 科学はフランシス・ベーコンが提唱した観測者を完全な客体として、普遍性や論理性を重んじる学問体系の一つでしかないという視点は完全に抜け落ちていた点に気づかされます。

人間の主体性・人間としての価値について

 このトピックは宇沢先生の論に大変感銘を受けたので、引用したい。人間と人間以外では、機能的に区別はされない。(人間で"ある"ことが重要)であるのに対し、人間同士では機能的に区別されると指摘した後、以下引用

宇沢「資本主義的な制度のもとでは、儲ける能力を持っているかどうかで区別していこうとする。そういう区別のしかたが問題だし、さらに、区別すること自体が問題なわけですね。」 ーP.88

  飛んでP.131、渡辺氏がすべての人を救おうなど宗教みたいで、それで経済が成り立つのかどうかという問題があるのではないかと指摘した後、宇沢氏

宇沢「そうしても経済が成り立つ条件をつくるのが経済学の役割です。経済学の必要から人間の生命を秤にかけようというのは逆ですよ」 ーP.131

 特に何も補足することがありませんが、おそらく宇沢氏に対し「理想ではそうかもしれないが・・・」という批判があることでしょう。

 理想で悪いことがどこにありましょうか。現状の経済学を見れば理想の世界を思い描けていない感覚というか、理想で思い描いている世界に対する違和感が非常に大きく感じます。経済学は社会科学なだけあって非常に社会に密接に関わり、それに束縛されている感じがします。

 一歩現実から身を引いて、理想の世界を思い描くことから始める必要があることは理にかなっていると考えています。

市場経済と脱市場経済の難しさ

 行き過ぎた市場経済の違和感というのは一般市民にとっても、経済学者にとっても感じるものなのではないのでしょうか。現に大学生の私はそれを感じます。誰よりも多く儲けることがよいことだという価値観、文化・感情・環境といった面までを金銭的に評価する点はあまりにも大きな問題どこから手をつければよいのかわかりません。そして現状変わってません。

 本文最後で宇沢氏は以下のように述べています。

 結局GNP主義というのは、コストがかかればかかるほど、いい生活をしてるような幻想をみんなに与えてきたわけですよね。それは単なるイリュージョンではなくて、実際に産業に対する需要になっていたわけですが。それに対しても費用はかからなくて、しかも文化的に豊かな生活を営めるような社会が望ましいという自明なことを再確認しておきたいと思います。 

  芸術は価値が個別的、ないしは属人的である(ラスキン的に言えば固有価値がことなる)ために、普遍性を重んじる科学とは対置されるとも宇沢氏はP.69で述べています。もし文化的に豊かな生活ということそれ自体が属人的であるならば、それにかかるコストは人それぞれです。それに対する不平等を考えるのはわたしが、市場経済的な考え方しかしてないからなのか。ここの議論に関しては全く触れられていないことに大変もやもや感がたまります。

むすび

 冒頭でも言いましたが、今回紹介したのはほんの一部です。たとえば教育や医療が産業界の下請けになってるという批判や、障害者の主体性にかんしてetc. 是非手にとって一読していただきたいです。

 

生命・人間・経済学 科学者の疑義

生命・人間・経済学 科学者の疑義

 

 

本サイト編集後記

いきなりですが、本サイト

RBf_institute.|To Dsicover "Academic"

を大幅にリニューアルしました。

 

何が変わったのか

 大幅に変わったのは、大きく分けて2点「テーマ」と「内容」です。

テーマ

  自分のサイトとほかのサイトを見比べていて、なんか「装飾過多」だなあと常々感じていました。

 ということで、思い切っていろいろばっさり切って、シンプルなデザインを心がけたつもりです。

内容

 保守のしやすさという観点から言うと旧サイトは致命的でした。しかも記事の一覧もなかなか作れない。アーカイブとかPHPとか、wordpress使わないと難しいと考えると限界だと感じていました。

 ので思い切って本サイトの更新頻度をおさえるような内容にして、更新頻度が高い訪問記はすべてブログに持って行こうとなりました。

 またその代わりに現在進行形で研究している最先端の研究分野を紹介すること・APPの制作と公開で、その穴埋めをしようと思った次第であります。

 最後にtwitterで書評を3,4 tweetでしていましたが、中途半端になりがちですし、さらに魅力を伝えきれないと感じ、こちらに拠点を移すことになりました。

 

 以上がまとめるとこのようになります。

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 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【梅】賀茂御祖神社・旧三井家下鴨別邸訪問記

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 春休みも残すところ3週間をきる今日この頃です。わたしは3月3日に発売された任天堂switchに魅了され、1週間ほどどこかへ行きましたが気持ちを切り替えて京都へ行ってきました。

 今回は少し趣向を変えて昨年10月から一般公開されました「旧三井家下鴨別邸」にいこうと。それで別邸から賀茂御祖神社(下鴨神社)が近かったので、下鴨神社のお参りも込みです。

下鴨神社

 天候はあまりよくなかったのですが、土曜日と言うことに加えて春休みだからかかなり人がいました。まあそれでも初詣に比べれば全然ましな方ですね。

 まず本殿のお参りと浦の廻廊を通って神体にお参りです。本殿はよしとして浦の廻廊について軽く説明しますと、浦の廻廊は本殿の裏(浦は当て字)に至る廻廊で本殿の裏からお参りをします。本殿裏に関しては私語・撮影厳禁ですし、そもそも本殿に関しても内部の写真を撮ることはあまり気が進みません。のでここは是非お参りして確認してください。

光琳

 さてお参りを済ませたところで境内の散策に取りかかります。まずはなんと言っても有名な光琳梅。

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 光琳梅といった場合以下の2つのことが考えられます。

 1つ目に関して光琳が参考にしたと言われる賀茂御祖神社の梅これが今回の光琳梅です。これは後の紅白梅図屏風につながるわけです。

 2つ目の光琳梅、これもまた紅白梅図屏風なのですが、光琳は本物の梅を絵に落とし込むときに今で言うデフォルメを施します。写実的ではなくデザインによって梅を表現すること、これが光琳がデザインの元祖と言われるゆえんでもあります。こちらの梅図にあるような大変シンプルで、それでいて梅の特徴を際立たせているデザインは広く親しまれていて、今では家紋・着物の模様その他いろいろなところで見かけるデザインです。有名な紅白梅図屏風もこのデザインで梅の花が描かれています。適当に「光琳梅 茶菓子」で検索したりするとそれはきれいでおいしそうなのがたくさん出てきます。

水くじ

 そういえば初詣のさいにおみくじを引こうとしたら、混雑しすぎて引いていなかったのを思い出しました。神社には今年に入ってからかれこれ何度も足を運んでいるのに、おみくじを引いていないとはなんと言うことでしょう。下鴨神社の名物「水くじ」で今年の運命を占います。

 水くじは一回300円、下の写真のような紙を買って店先にある小川で紙を濡らすことによって文字が浮かび上がるというくじです。

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 さて結果をまとめてみましょう。

  • 願い事
    • 思うままなる油断はきんもつ
  • 体調
    • 自信あるも無理はきんもつ
  • 金運
    • 金運ある堅実な使い方を守ること
  • 学業・仕事
    • 身を正して努力せよ向上見える
  • 恋愛
    • 心寄せすぎても相手引く
  • 旅行
    • こうひょう(公表?好評?)できる旅行ならよし

やりました!完全勝利です!なんか恋愛運があれですけど、ほかがいいので問題ありません。もし学業がわるくて、恋愛運がよかったら神に懇願してみくじを引き直していたことでしょう。なかなかに素晴しき一年が待っていそうです。まあもう1/4が終わりそうなんですが・・・

御茶屋休憩

 とここまできて、だいぶ疲れたので河合神社(縁結びや安産等々.一番有名なのは美容の神と言うこと。下鴨神社摂末社)のお茶屋さんに行きます。

 ぜんざいとかお汁粉がいいかなと思ったのですが、申餅という聞いたことがないお菓子があったのでそちらにする。

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 ほうじ茶と申餅の説明が一緒に付いてきたので説明をかいつまんでいきましょう

 いわく、申餅とは旧暦の4月(現在の5月に相当)に行われる葵祭で神様にお供えされるお餅で、小豆のゆで汁でつくお餅。色は小豆のゆで汁で付いたために"はねずみ色"をしている。2010年に140年ぶりに再現されたとか云々。食べると中に入っている粒あんが豆の風味を残すお餅とよく合っています。餅自体にもほんのりとした豆の甘みがあり、粒あんの甘さと合わさって甘ったるいのではないかという懸念は杞憂で、あっさりとした口当たりのよい甘さとなっています。抹茶には合わなさそうなので、深煎り緑茶かほうじ茶がおすすめです。

旧三井家下鴨別邸

 さて休憩が終わったところで三井家の別邸に行きます。

三井と言えば「現金掛け値なし」の呉服屋で儲けた後、両替商として富を築き上げて、戦後財閥解体の対象となった五大財閥の一つですね。旧三井邸にいってお話を聞いてみると、戦後の財閥解体はこの下鴨別邸にも大きく影響していたようです。

 まず門が平安女学校(今の学校法人平安女学院)の校舎に持って行かれます。そして国有地になった敷地内には家庭裁判所が置かれます。最終的に下鴨別邸は家裁の裁判長の公邸として提供されます。

 まあその後なんやかんやあって重要文化財に指定された後、全面改装が行われて昨年10月に一般公開がおこなわれた・・・と。

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 木造3階建ての和洋折衷な邸宅で大好物です。有泉庭で、小滝の音がのどかに過ぎます。国の名勝指定を受けている平安神宮神苑や後楽園などと比べると、たしかに魅力に欠けますが和洋折衷建築の中、一族の邸宅としてこれを整えたというのは驚きです。私もここに住みたいです。

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 入れるのは1階と中庭だけだったのですが、近々2階の一般公開も考えているとのこと。さらに秋になれば、3階の展望デッキにも上がれるらしい。

 個々の邸宅の背景を聞くとわびしい印象を受けますし、実際庭園もわびしい雰囲気です。とても日本的な庭園だと思いますね。春になって華やかになるのかどうかが見どころといえば見どころ。

 わびはいいのですが、最後は鴨川の付近で撮った華やかな梅の花を張っておきましょう。次の更新はしっかり学ぶ交渉理論になりそうな予感です。

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新年のご挨拶と後楽園来訪記

2017.1.1

皆様新年あけましておめでとうございます。

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ご挨拶

 もう聞き飽きたかもしれませんが、RBf instituteからも謹んで新年のご挨拶申し上げます。今年は2017年であり平成29年、両方素数な素晴しい年ですね。皇紀2677年でこれまた素数、これは何か面白いことが起きる予兆か何かですかね。(詳しくはこちら)

元日後楽園来訪記

 さて元日は寝正月でもよかったのですが、わたしは後楽園に行って参りました。中でも目玉なのはタンチョウ(ツル科ツル目ツル属)の園内散策と箏をはじめとした和楽器の演奏会。

人・人・人

 11時ぐらいに後楽園に着いたのですがご覧の有様。通路には人があふれかえっています。帰ろうかと思いましたが、鶴様を観覧するためにはこの人数に耐える必要があります。案の定人酔いしました。

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 地元テレビのクルーやらなんかごっついカメラを携えた方々がいらっしゃいましたね。和装されてる方も多くて人は多いですが少し気分は高揚してました。和服いいですよね、私大好きです。大正のハイカラって感じの袴も好きです。是非あれが正装になってほしかった。

和楽!

 鶴様がおいでになるにはまだ少し時間があったようで、延養亭の和楽器の演奏会を観覧していました。この邸宅はときの藩主池田光政の居間があり、園内を一望できる素敵ポイントらしい。らしいっていうのは常時立ち入り禁止なので私も入ったことがないのです。そんな素敵ポイントで和楽器の演奏会をされてました。

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 見たとおりステージとの距離はかなりあります。しかも前が広場みたいなのだったらいいんですが、通路なんですよね・・・立ち止まって聞いてたら通行の邪魔になっちゃうしどうしたものかと考え込んでました。が、考えるのをやめて立ち止まって聞いてました。

 邦楽は全くわからないので、演目で「紅の魔方陣」って書いてあったときは「ゲームのBGMかなにか??」と思いました(邦楽であるようです。楽譜はこちら)。写真は高麗民謡幻想曲を弾いていたときの物です。

ツルサマーツルサマー(午前の部)

 鶴様がおいでになるのは、11時から12時までと13時から14時までの1日2回。なんとしてでも鶴様の写真を納めねばと思い頑張りました。タンチョウということで、ツルはツルでも日本人にとってもなじみのあのツルです。鶴の恩返しとかでおなじみですね。今回とったのは午前の部。今回の軌道はこちら。 

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1回目の飛翔は撮り逃しました。準備するのが遅れた・・・。1回目はどこを飛んだのかすらもわからなかった・・・まあ次があると思って休憩中のツルを撮ってました。

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 そして2回目。全然飛ばない。まったく高度を上げずすぐ近くに降り立ちました。すべては鶴様のお心持次第なのでこれはほんとにどうしようもない。ツルサマーツルサマーって言っておくしかない。しかしもうちょっと飛んでほしかったな…残念

 3回目、おそらくこれ一番とんだ。その時撮った写真がこちら

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 ちょうど延養亭の前の通路に陣取っていた私は幸運にもかなりいいアングルで写真が撮れた(と思ってる)。もうちょっと右を通ってくれれば唯心山をバックにとれたのに…

 しかし一番悔しいのは最高の一瞬を取り逃したこと。飛び始めてからまっすぐ飛んで行ったツルは、ちょうど私のところからは岡山城のところで重なり優美だった。そんな一瞬を写真で切り取ることができなかったのが悔しい。私はこの目でしっかり見れた。ただただ見とれてた。あれは今年初めのイベントとしては申し分のないというかツルサマーに五穀奉納しないといけないんじゃないかと思えるくらいすごかった。純白な翼をもち目元に赤いアクセントがあるタンチョウと、カラス城といわれるほど黒い岡山城が重なった時の対比。太陽きらめく日向に出て白く輝くその身姿は私が語るには言葉を尽くしても足りない。見に行こうみんな。

 最後の4回目は2羽ではなく、4羽で一斉に。しかしまあ渡り鳥みたいにきれいに並ぶわけもなくばらばらに飛んでて一つの写真には納められないという悲しみ。2羽戻ってきた時の写真がこれだけどズームしてたから画質が悪すぎる…まあ仕方がないね。4羽を収めたすごい写真は後楽園ホームページで見れます。プロは違うプロは。

ツルサマーツルサマー(午後の部)

 まったく飛ばなかった。いや2回ぐらいとんだけど全然高度は上げず。いい写真は撮れず。ツルサマーはどうやら午前4回も飛んだから疲れたんでしょうかね。飼育員の人たちも手をこまねいていらっしゃった。ツルサマーは気難しいし、たぶん午前に行ったほうがいいものが見れると思いますね。

これから

 次の後楽園の大きなイベントといえば芝焼き。2月の上旬に例年行われている行事でその名の通り芝を焼きます。googleで「後楽園 芝焼」と調べるとどんな感じかすぐにわかると思います。

 夏の生い茂る芝のために必要な芝焼は冬(2月)の風物詩ですね。春は桜が、夏には緑緑とした芝が、秋には葉が色づき、冬の枯れた芝もまた一興です(雪化粧といいたいところだが、岡山で雪が積もるなどといった怪異はそうそう起きるものではない)。是非一度訪れてみては?元日は特におすすめです

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節分平安神宮訪問記

 

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 定期考査が終了し、図書館に平穏が戻ってきたこと喜ばしい限りであります。さてまあ無事定期考査も終了したことですし、図書館にこもるだけじゃなくてどこか遊びに行くカート思っていたのですが、そのときはんなり便りを見てみると今日は節分の行事を行うというではありませんか(本日2月3日正午にようやく気づく)!今日はほかに用事があったのですがそれもキャンセルになったのも何かの天命、喜んで向かいます。

Whats 平安神宮

 特に必要ないのでは?とも思いましたが、それでも今日の節分行事はわたしにとってもすっごい新鮮だったので前提知識なしに見てたら「は?なにこれ?」ってなるのではないだろうか・・・ということで若干平安神宮について書きます。

 平安神宮別表神社と呼ばれるグループに入ります。まあ一言で言えばいろいろな特典が付いてる偉い神社です。

 今現在の建物は別に平安時代に作られたものではありません。かなり新しい建物です。平安時代の儀式の再興などを行っています。

日本様式の庭園「平安神宮神苑」は約10,000坪です。ここが一番重要です。

平安神宮の節分

 さて平安神宮前述したとおり、「平安時代の文化の継承」をになっているわけです(少なくとも私はそう思っています)。なので行われる行事も少し違いました。神道は若干の知識があるにしても陰陽道に関しては完全にずぶの素人な訳ですから(まあかぶる部分もあるにはあるらしいのですが)、まあわかりませんよね

大儺の儀(だいなのぎ)

 13時半に無事平安神宮に到着しました。そこで最初に見たのが大儺の儀。私には説明は無理だ、とにかく見て欲しい動画撮ってきたから

 これを三周します。私の手が限界なので一周しかとってませんが・・・

 オニヤローオニヤローっていいながらやるこの行事はほんとに初見で、「ん!?!?やばいわからない・・・何なんだこの行事は」と思いながら、まあこれが平安時代の当たり前なのだろうと考えることを放棄するに至りました。

 今度適当に文献当たってみましょう・・・再興したということは何らかの文献に記述があって、それを研究として積み重ねてるはずです。まあこれに関してほんとに何も言えることがない。ただ水干きれいですよね。スーツにはない晴れ着ってオーラがにじみ出てくるような服装です。

豆まき

 よくわからない間に終わってしまった前述の儀式ですが、その次は大変なじみ深い豆まき。次はわからないことはないだろうと思いつつ、「あれ・・?平安時代に豆まきの風習なんてあったのか?」ということが気になり少し調べてみることに。

 wikipedia先生によると、宇多天皇の際に行われた鬼討伐が起源だとか。宇多天皇といえばあの平安時代の動乱期の天皇なので、日本史では超有名な天皇ですね。ここでは深く掘り下げるつもりはないです。ただ平安時代からは行われていたので平安神宮で豆まきを行っても何らおかしいことはないでしょう。

 さて鬼の登場です。鬼のベストショットはこちら

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 なんか作り物のやりが日光に光っていい感じになってる・・・けど狙った覚えはありません。完全に偶然です。本当にありがとうございました。

 さてかれこれなんやかんやありまして、豆まきです。ほかの神社と同じように人がまめに群がります。極力人混みを避けたい私でありましたが、まあこれも挑戦だと思ってすごい量の人ごみに入っていき奮闘しました。

 結果・・・・・・・・・三袋ゲットしました!!!これは快挙ですね。三袋とったらもう十分なので途中で、死にそうになりながらも人混みから脱しました。

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節分大火焚神事

 さて最後の節分イベント節分大火焚神事がやってまいりました。これのためにきたと言っても過言ではない。概要としては、火焚きを行い厄をはらうもので、火焚串を奉納すればその串を燃やしてくれます・一本300円です。

 迷わず購入、そして書く内容に関しても一寸の迷いもありません。

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 「無病息災」の無の字ミスした時点で、かなり焦ってました。まあ・・・及第点かな。もうちょっと字がうまくなりたいところですね。<

 さて迷いなくと前述しましたが、これはまあ小さい頃に聞いた話で真偽は全然定かじゃないし誰から聞いたかも知らないのですが、神様には大事な願いをするなと聞かされました。大事な願いではなく、大事な願いを成就するために必要なことを願うとよいだそうです。誰から聞いたのか必死に思い出してますが・・・

 まあとりあえず、そういうことでわたしは「学業を含め様々な活動を達成していきたい」と考えているので、神様にはそれをサポートしていただくために健康を祈願しているわけです。健康を害せばその目的が達成できないわけですから。

 燃やされるわたしの「無病息災串」

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 神職の袴からかなり位の高い人がいらっしゃっているようで驚きました。さすが別表神社・・・袴ごとの位はこちらが詳しい

平安神宮神苑

 やはりというかもちろんというか、平安神宮に来たのであれば神苑に行かない理由など毛頭ありません。しかし今日は人が多い。中もさぞ人が多いことだろうと思いながら入ってみるとびっくりしました。

 一人もいないのです。誰もいないのです。足音はない。まして話し声をや。小川のせせらぎが優しく響き、鳥のさえずりが辺り一面に響く。風が吹けば木々のせせらぎが、目を向ければ泉有庭の素晴しき景色が。20分間ぐらいずっとベンチに座ってました。完全に日本の名勝を独り占めした気分で、最高の気分に浸ってました。ほかには全く誰もいませんから

 これは個人的なイメージなのですが平安神宮神苑は日本庭園の中でも「花の庭園」だと考えています。後楽園には花が限られています(梅と桜)。しかし平安神宮は桜や梅をはじめとして、椿やツツジカキツバタなど多種多様な花が咲くことから私は「花」が平安神宮神苑の魅力だと感じています。この時期はその花があまり咲いていない季節なので、人が全くいないのも想像にたしかに難くない。たぶん次賑わうのは梅の満開時でしょう。まあそれでもこんなに花が咲いていなく静かな平安神宮神苑が安らぐものだったとは・・・もう今年一番の大収穫(暫定)です。

 さて話を戻しますが、20分で動き始めたのはそのときすでに16時半で、これ以上長居すると夜景をとる羽目になると思ったからです。そもそも今日ははんなり便りにあった梅の花を見に来たのです。暗いといい写真が撮れません。

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梅の花(幻)

 そこから著者の梅の花探しがスタートします。結論から言いましょう。見つかりませんでした。あのはんなり便りはもしかしたら、神苑ではないどこかを指していたのかもしれません。気落ちして帰ろうとした私ですが、出口の前でたまたま散っていない満開の「寒椿」を発見します。

 その感動もひとしおだと言うことがわかっていただけ・・・ないかもしれませんが、とりあえずそのときは神のお導きだと思うぐらいにはトランス状態でした。

 

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まとめ

 今年の節分はかなり特殊な経験をたくさんしましたね。代わりに毎年食べてる恵方巻きは諸事情で食べられなかったのですが・・・収穫としては健康祈願がしっかりできたこと。さらにこの季節の平安神宮神苑の静けさは中毒になりそうなぐらい私好みです。寒椿の素晴らしさにも気づけた私は平安神宮神苑にさらに通うことを心に誓いました。

 次の日本庭園計画はまだ決めかねますが、記事にするのであればやはり桜の開花ですかね。平安神宮神苑は春から晩春にかかるツツジカキツバタの開花に合わせて記事にするので桜はまた別の場所です。

 また明日からもしっかり図書館籠もりに精が出せそうです!!